2015年1月14日 (水)

競争の科学

競争の科学——賢く戦い、結果を出す



なんて知的好奇心をくすぐる本だろう?


漠然と捉えている「競争」という概念を、あらゆる方向から科学的に分析している。


「競争」のメリットは、勝利ではなくパフォーマンスの向上であると著者は説く。
(激しく同意)
競争相手との関係、遺伝子、男女の差、幼少期の環境、ポジティブとネガティブ、ホルモン、競争とイノベーション、、、何が競争に影響を与えるのか?
それらを具体例を上げて分かり易く説明してくれている。


例えば、能力に差がある学生よりも、同じレベルの学生を集めたクラスの方が、落第者の割合が少ない(差がある場合は、自分の能力が劣っていることにストレスを感じる)とか、女性は競争のコストメリットを考え、勝てる見込みがある場合にしか競争に参加しないとか。


Linuxを産んだのはコラボレーションではなく、個々のプログラマーの競争だという話や、チーム内には競争によるヒエラルキーが必要という話は非常に面白く、ビジネスにも役に立つ。


ビジネス、政治、スポーツ、勉強等の場で、競争がパフォーマンスにどのように影響するのか?
不安やストレス、怒りがどのように競争に影響するのか?
自分自身の振る舞いを振り返って見て、それらの一つ一つを紐付けながら読み進めると、より実感がわいて理解を進めることが出来る。




特に面白かったのは、挑戦的な状況をキープするという話。
トップアスリートの多くが、怒りや復讐、憤慨などの感情を抱いているということ。
ここで言う怒りは、「特性としての怒り」ではなく、「状況的な怒り」。
これは、ただ単に絶えず怒っているのではなく、起こるべきことと起きたことの間のギャップによって誘発される、言い換えると、目的が誰かによって不当に妨害されたと感じるときに生じる怒りであり、パフォーマンスの向上に役立つコントロールされた怒り。


そうそう、頭の中で”カ〜ン!”とゴングが鳴ると、スゴイいい案を思いついたり、スゴイスピードで仕事が進んだりするんだよね(笑)






いつもいつも競争するということではなく、本当に必要な時にだけ、どのように有益な競争をするか?させるか?
色々な場面に思考が広がる一冊です。

| | コメント (0)

2013年12月15日 (日)

11ぴきのねこ

11ぴきのねこ

フトした会話の中で突然記憶が蘇ってきた、小さい頃にいっつも読んでた絵本。








なにか大きなものをやっつけたかったのか?




みんなで何かを成し遂げたかったのか?




深層心理はわからないけど、何かが今につながってる。

| | コメント (0)

2013年6月 9日 (日)

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

ヘタってる時に読む本って、二種類あると思う。
強すぎて自分の中に入ってこないのと、ちょっと上向きにしてくれるのと。

この本はどちらかと言うと後者だけど、いかんせん内容が薄すぎる。

結構セルフコーチングが出来るタイプなので、ベクトルが下がってる時でもそれなりになんとか上向きに出来るのだが、最近どうにもダメで買ったまま読んでなかったこの本を読んでみた。

リーダーに求めるフォロワーの基本的欲求・・・信頼、思いやり、安定、希望について、それぞれの資質をどう活かしてリーダーシップを発揮するかをまとめたもの。

この本から得るものは何もなかったけど、あらためて自分の強みを思い出した。
「そうそう、オレってこうやってる時が一番楽しいんだよな〜!」ということを思い出させてくれただけでも読んだ甲斐があったかな?

・最上志向
・コミュニケーション
・活発性
・指令性
・自己確信

色んなことに気を遣ってる場合じゃないだろ。


| | コメント (0)

2013年5月26日 (日)

知の逆転

知の逆転 (NHK出版新書 395)

ノーム・チョムスキー、オリバー・サックスといったそうそうたるメンバーに、それぞれの専門分野だけではなく科学に何ができる?情報社会の行方は?といった質問を投げかけるインタビューをまとめたもの。

私のような凡人にとっては、普段からどれだけ考えているか?と、どれだけインプットを続けられるか?が、アウトプットの差だと思っている。

振り返ってみると、学生の頃は色んな分野の本を読んで、色んなことを考えていた。
でも、本棚を見てみると、最近では特定の分野に偏っていて、どれもどこか仕事に繋がるような本しか読んでない。
間口も狭ければ、奥行きもない。

昔は時間があった、、、というような単純なことではなく、「知」の幅も深さもこの20年でなくなっているような気がする。

直接的には関係ないように見えても、色んなテーマや事象について、都度どれだけ深く考えているか?
それが人間の幅にも繋がるのに、何か「解」を求めるような本の読み方しかしてないし、思考も浅い。

この本を読むとそんなことを考えさせられる。

もっともっと考えて、自分の見方を研ぎ澄ませて、自分を確立させないとね。

| | コメント (0)

2013年1月 4日 (金)

さぁ、リーダーシップに目覚めよう(HBR 2012年11月号より)

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 11月号 [雑誌]

HBRに載っていたマーカス・バッキンガムの論文。
ストレングスファインダー同様に、リーダーシップにも定型モデルはなく9つの役割能力があると説く。

リーダーシップの概念を知ることは必要だが、そのコンセプトはそれぞれの人の行い、振る舞い、テクニックによって発揮の仕方が変わるものであり、他人がうまくいったテクニックでも違う役割能力の人間がやると「本物らしく見えない」からうまく行かない。

マーカス・バッキンガムは、どの著作においても徹底して「個人の特性の違い」ということを重要視しているが、この「特性」を言語化して自分で認知するということは非常に重要だと思う。
それがあって初めて、セルフコーチングが可能になると思っている。

自分の特性にあったリーダーシップ・スタイルを見つけて(or 意識して)、それを実践する。
年初にあらためて再認識しました。

| | コメント (0)

2012年12月25日 (火)

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

ん〜〜〜二作目ってやっぱり難しいのかな?
面白いのは面白い。ただそれは自己啓発本としてではなく、一作目の続編としての物語として面白い、というレベル。
この一冊を作るのに、著者がスゴい膨大なことを考え、調べ、練りに練って書き上げたのはよく伝わるのだが、何か胸に響くものがあまりない。

でも、自己啓発本ってその一冊の中に一つでもいいフレーズがあればいいと思ってる。
そういった意味では、やっぱり読んでよかった一冊です。

以下、抜粋。

「仕事、お金、人間関係、幸せ、、、人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてねんで。」

「お金は『嫌な』作業をするともらえるものじゃなくて、『楽しい』ことをするともらえるもの。もらえるお金の量はあらかじめ決まっているのではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるもの。」

「『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないという気持から自分の欲求を抑えつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。なぜなら、自分の欲求を抑え続けることで、どんどん『やる気』を失ってしまうからです。」

| | コメント (0)

2012年5月30日 (水)

最高齢プロフェッショナルの教え

最高齢プロフェッショナルの教え

なんなんだこのジジババ達は〜w
ストレングスファインダーで言うところの「最上志向」の人達のオンパレード!

出てくる人達を並べると・・・

91歳の漫画家
88歳のパイロット
78歳のギター職人
96歳の喫茶店店主
85歳の落語家
83歳のライフセーバー
93歳のスキーヤー
89歳のピアニスト
82歳の花火職人
84歳の杜氏
90歳のDJ
90歳のバーデンダー
51歳のJRA騎手
83歳の洋樽職人
103歳の声楽家

みんなに共通するのは、自分はまだまだ、もっと上手くなりたいという気持と、目の前のことを一生懸命やっていれば、いつかきっといいことがあるという気持。

このまま会社で働いていても、長くて後15年。
歳をとってもず〜っとやっていたい「何か」が見つからない。

でもまだまだ時間はいっぱいある。
自分だって、強みの一位は最上志向だもんね♪

本当にステキなおじいちゃん・あばあちゃん達の、本当にステキな話です。


| | コメント (0)

2011年11月20日 (日)

水瓶座

水瓶座

星占いどころか占いって全然信じてない。

でも、この著者の占いはつい読んでしまう。
年間の占いは必ず読んでるし、一時期は週報もよく読んでた。

それは、2つの理由から。

①言葉の紡ぎ方がキレイ

この人の言葉の使い方は本当に心地いい。
軽快な単語が、リズムよく並んでいて、本当に読んでて心地いい。

ストレートに、その星座の人がどんな人か伝わってくる。

②自分を知るため

自分がどんな人間なのかを言語化することに興味がある。
無意識ではなく、ちゃんと意識して自分を知ることに意味があると思っている。

それを知れば、常に確固たる自分を持っていて、ゆるがない自分を作れると思っているから。


この本を読んでいると、この人は私のストーカーなんじゃないかと思う(笑)
世界で2番目に自分のことを知っている人じゃないかと。
(ちなみに私自身は3番目)

自分の好きなこと、好きな場所、好きな人との距離感、なぜ自分がそれが得意なのか、
逆になぜ会社でうまくいかないのか、、、みんなこの本が教えてくれる。

この本を読んで自分を取り戻す。

ちょっと弱ってる自分の本来の生き生きとした姿を思い出させてくれる。

自分に何ができるのか?
自分に何ができないのか?

こんな小さな薄い本が、自分の本当の姿を取り戻すきっかけになる。


そう、自分は自分。
ありのままでしか生きられない。

強がりも委縮も要らない。

上も向かず、下も向かず、真っすぐに前を向いて生きていけばいい。


| | コメント (0)

2011年11月16日 (水)

たった一度の人生を記録しなさい

たった一度の人生を記録しなさい  自分を整理・再発見するライフログ入門

ライフログに興味があったというよりは、Evernoteを全然使えてないので、なにかヒントがないかと思って読んでみた。

もともと、仕事で使う紙の資料や、サイトの記事をどこからでも参照したくてEvernoteを使い始めたのだが、、、会社のPCはやたらとアクセス制限がかかっていて、Evernoteも使えず。(ホントにここはシステム会社か?)

会社で見つけた記事のURLを、家のPCでクリッピングしていたのだが、結局そんなメンドくさいことは長続きせず(泣)
なんとなく便利そうなんだけど、使わないままほったらかしにしてあった。

が、この本を読んで、「なんだそんな使い方でいいのか~」と今更ながら感心。(というか少しは考えろよ!>自分)

この、書評というか読書履歴を書いてるブログもそうだし、それ以外にも、体重・体脂肪を毎日Googleカレンダーに登録したり、外食した時には大抵写真を撮っていたり、、、とそういったものを全部入れちゃえばいいんだ。

そっかそっかw

ま、私みたいに自分で工夫とかするのがメンドくさい方にはお勧めの一冊です。

あと、本来のテーマであるライフログについては、もともとそういうことってスゴイ大切なことだと思っているので、この本で、その簡単なやり方のヒントをもらった感じです。

| | コメント (0)

2011年3月23日 (水)

ONE PIECE STRONG WORDS

ONE PIECE STRONG WORDS 上巻 (集英社新書<ヴィジュアル版>)


まっすぐに前を向いて、

一歩ずつ進んで行こう。


| | コメント (0)