2019年5月 7日 (火)

教養としてのワイン

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン


ワインはよく飲む。
(ほぼ毎日のように)


でもそのほとんどが1000円未満の安ワイン。
(コノスルとかイエローテイルとか)


グラスもデュラレックスでガブ飲み。
(リーデル洗うのがメンドくさい)


何年か毎にソムリエの勉強しようかと思って本を買う。
(結局しない)


この本、フランスとかイタリアとかの国ごとにワインが広まった歴史にも触れてて面白い。
ワインを扱った映画を見るとワインが飲みたくなるように、この本を読んでると、ちょっといいワインをゆっくりと嗜みたくなります。
(そして今日もまた飲む)

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2016年12月 6日 (火)

月の下で

月の下で



月の満ち欠けで暦(太陰暦)がわかるようになると、素敵な日々を送れるようになるかな〜っと思って読んでみた。


朔日(ついたち)は新月をあらわす「朔」、「月立ち」が転じて「ついたち」。
晦日(つごもり)は「月隠り」が転じたものって初めて知った。


十六夜から二十日月の呼び名が、「十六夜(いざよい)」「立待月」「居待月」「臥待月」というのもいいですね。
立って待つ、座って待つ、横になって待つ、、、だんだんと遅くなってくる月の出を表現する素敵な言葉の紡ぎ方。




この本は、日本の万葉集や源氏物語で月を題材にしたものに、著者が25年以上に亘って撮り溜めた月の写真を合わせた構成になっていて、どの写真も本当に綺麗。
写真を見るだけでも楽しいです。




〜熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな(万葉集 額田王)〜


月は夜の海を照らす道標でもあり、月の神信仰(月読命)ともつながる未来に向けての大きな意味を持っている一方で、やはり悲しい歌が多い。
人生において、時の流れが前に進むだけの一方通行なのに対して、月は30日経つとまた同じ月が昇ってきて、永遠に時を繰り返すように思えるのが、そう感じさせるのかな?


狼男の話でもわかるけど、満月は人の心を惑わすような幻想的な力も持っているし。




今日(2016年12月6日)は、旧暦だと11月8日あたり。
月齢だと7日目の月。


煌々と輝く満月もいいけど、私は3〜4日あたりの細い月と、朝太陽が昇った後に出ている月が好き。


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2016年6月 5日 (日)

リトル・フォレスト

リトル・フォレスト(2) (ワイドKC アフタヌーン)



WOWOWで映画やってて、映像の綺麗さと淡々と進むストーリーにはまってしまい、思わずDVDと原作コミックをポチってしまった。


小森という小さな集落に暮らす主人公の日常を、料理を中心に描いている。
自分で育てたお米や野菜、山で取ってくる山菜、近所の人からのおすそ分け。


ふきのとう、春キャベツ、ミズ、くるみ、栗、ニンジンと青菜、あずき、大根、トマト、あけび、サツマイモ、タマネギ、、、
これらを使った丁寧な暮らし。


そう、もっと丁寧に暮らさなきゃと思った。


自分で野菜を作ったりは無理だけど、いい食材を丁寧に料理した、身体に優しい食事がしたい。
最近、気付くとお弁当のプラゴミが増えてたりするしな〜




春・夏・秋・冬と季節ごとに撮られた映画もいいですよ。

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2015年10月20日 (火)

ワインの授業 フランス編

ワインの授業 フランス編


ワインを飲むようになって20年以上。
多分、年間で100本以上は飲んでるけど、98%が1000円ぐらいのワイン(笑)


お店で好みのブドウ品種ぐらいは言えるけど、たいていは好みだけ言ってお店の人にお任せ。。。
ワインリストは見せてもらうけど、ずらっと並ぶと????


それってなんだか違うよな〜っと思って、ワインの本を読んでみた。


これ、わかり易くて面白い!
河合塾の講師の方(しかもバリバリの理系)が、講義をしているような感じで書いているのだが、さすがに予備校の講師の方だけあって、細かいことは言わずにポイントを的確に教えてくれている。


しかも、ふんだんに地図や表が挿入されているので、イメージとしてもつかみ易い。


シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、、、と地域毎にその土地の気候や風土、作り手の違いやAOCの格付けの違いを、その歴史的背景や土壌の性質も交えて理論的に教えてくれる。(だからわかり易い)




ただ難点は、私の頭が膨大なカタカナ用語についていけないということ(笑)
これだけはどうにもならないんだけど、面白そうだからワインエキスパートの資格でも狙ってみるかな〜♪


安いワインばっかり飲んでないで、もっと丁寧にいいワインを飲もう!
・・・と、スーパーで買った赤ワインを飲みながらこれを書いてます。。。

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2015年10月11日 (日)

脳を鍛えるには運動しかない!

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方



本のタイトルを見ると、運動すれば頭が良くなるのか!?と一瞬思うが、そんな単純な内容ではない。


本書で取り上げているテーマは以下のように多岐にわたる。
・学習
・ストレス
・不安
・うつ
・注意欠陥障害
・依存症
・ホルモンの変化
・加齢
・鍛錬


これらの症状に対して、運動がどういう風に脳に影響を与え、それが身体にどう影響するかを、科学的に説明している。
例えば、運動によってノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンという神経伝達物質の働きが強まり、うつの発症を抑えることが出来る、、、というような硬派な難しい文章。


ただ、この本を面白くしているのは、運動によって心や身体が改善された数々の事例が紹介されていること。こういうエピソードを読んでいるだけでも、運動の効果がよくわかり、かつ驚かされる。


私自身、数年前からランニングを始めて、心や身体のいい状態が継続しているような気がしているので、この本に書かれていることは確かにその通りだと思う。(それでもストレス度はかなり高いが)




運動、食事、知的活動の3つが、いつまでも活発な脳細胞の働きを促し、心身ともに健康でいられる。
さぁ、脳の中でニューロンが成長するイメージを持ちながら運動しましょう(笑)

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2015年5月 5日 (火)

100年の手みやげを買いにいく

100年の手みやげを買いにいく



どこかにお呼ばれして手みやげを買っていくような機会は、普段の生活の中では全くない(笑)


江戸時代の勉強をしていると、当然その中では”食”に関することも出てくるので、所謂「老舗」というものにも自ずと興味が行くわけで、しかも、鰻、天麩羅、蕎麦なんてどれも好きな食べ物なので、「老舗」って惹かれる言葉だったりする。


ただ、鰻や天麩羅を「老舗」で食べようとするととっても高級になるわけで(笑)




と、そんな前置きはどうでもよくて、東京で100年以上続く和菓子や洋菓子のお店を紹介しているこの本。
100年!って、はるか昔のような気がするけど、100年前は既に明治も終わって大正の時代。
最中やきんつば以外にも、フルーツサンドとか、カステラとか色々なお店が載っています。


普段、ケーキなんて全く食べないし、最近では和菓子もあまり食べなくなってしまったけど、この本で紹介されているお店には片っ端から行こうと思います。(早速、2軒行ったw)


100年の味。
それってなんだか楽しそう〜♪

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2015年4月13日 (月)

GO WILD 野生の体を取り戻せ!

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

身体を動かす(出来れば外で)。
8時間以上睡眠をとる。
そして炭水化物の摂取を必要最低限にする。


それらがもたらす効果を、色々な切り口で科学的に説明してくれる。


例えば、低炭水化物。
糖分や精製炭水化物が分解される過程で作られるブドウ糖。これが持つ毒性を血中から排除すべくインスリンが分泌され、脂肪として蓄積されるといったような、よく知られている話から、睡眠不足がもたらす弊害、うつ病に対して、笑うことや身体を動かすことがどれだけ効果があるかということが、丁寧に丁寧に語られていて、これはもうやるしかないでしょ、、、という感じになる。


『BORN TO RUN 走るために生まれた』のように、わくわくするような物語が展開するわけではないのだが、明らかにこの本に影響を受けた著者が、これでもかこれでもかと具体的、科学的、論理的な根拠を並べてきて、最後の章では、著者2人の実例として、これを実践したことによってどれだけの効果があったのかを紹介して締めくくるという展開はうますぎ。(しかも、訳者あとがきでさらにダメ押しされる)


確かにここ数年は身体も動かしてるし、さらには最近では比較的長い時間の睡眠を取るようにしているので、身体の調子もいいし、頭も冴えているような気がする。
あとは炭水化物か。。。パスタ、パン、ピザ、グラタン、、、他にも麺類や餃子。好きなものってみんな炭水化物たっぷりなんだけど(笑)

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2015年3月23日 (月)

美味礼讃

美味礼讃 (文春文庫)



最近読んだ本の中ではダントツに面白い。


これは、美味しいものを作ったり食べたりするのが大好きな人にはもちろんのこと、自己啓発本としても十分に面白い。


辻調理師専門学校を作って、日本にフランス料理を広めた第一人者、辻静雄の物語。
主人公の熱い情熱が淡々とした文章で綴られるその手法に、どんどんのめり込んで、最後は読み終わるのが惜しいほど。


1960年代から1970年代にかけて、まだ日本にちゃんとしたフランス料理を作れるシェフがいなかった時代に、フランスの三つ星レストランを食べ歩いて、その舌で料理の出来上がりを記憶していくシーンを読んでいると、こんな雑な食生活なんかしてないで、本当に美味しいもの、ちゃんと作ったものを食べたいと思ってしまう。


ワインもそう。
安ワインをガブガブ飲んでないで、美味しいワインを丁寧に味わいたいなと思った。




それから、主人公を取り巻くフランスの一流シェフ達のなんて素晴らしいこと。
この時代、まだ日本は敗戦から20年もたっておらず、欧米の人達からは全く認められていなかったと思うが、そんな時代に、日本に、日本人にフランス料理を伝えることに真摯に取り組む姿勢には驚いた。
人としての器の大きさが違う。
なんて自分は小さいことにチマチマと拘ってんだ?


とにかく、美味しいもの好きの人には必読の一冊です。
次から次へと出てくる食材や調理法を読んでいるだけでも楽しいですので、是非ご一読を♪

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2013年11月 9日 (土)

ワカコ酒

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

これいい!


お酒を一口呑んだ後の、ぷしゅ〜


お酒好きの方、是非♪


さて、呑も♡

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2013年10月27日 (日)

なぜ人は走るのか

なぜ人は走るのか: ランニングの人類史

「なぜ人は走るのか」より、副題の「ランニングの人類史」の方が本の内容にはピッタリくる


インカ帝国の伝令システムに始まり、古代オリンピック、霊峰での修行者、タイム計測の始まり、近代トラック競技の誕生、女性ランナー、アフリカ勢の台頭、ジョギング革命、と走ることに関する様々な歴史が語られているのだが、文献が残っているヨーロッパ中心になってしまうのは致し方ないことか


日本については、駅伝の人気(チームワークを重視し、力を合わせ、忠誠心を体現する)と、瀬古利彦と恩師中村清の究極の師弟関係が語られている


江戸時代の飛脚を題材にしても面白かったのにな、、、とちょっと残念


一番面白かったのは、1960年代から始まったジョギングについて
確かに考えてみれば、街中をただ走ってるだけって気持ち悪い光景だよな・・・

でも、身体に対するその効果が知れ渡ると、それまでいかに動かないで楽をするか?しか考えていなかったアメリカ人が、みんなジョギングを始めて一大ブームになるというのも面白い


科学や数学だけではなく、どんな分野にも、色々な歴史があってその積み重ねの上に今がある、というのは本当に面白い


で、日本での走ることについての歴史の本でもamazonで探すかな?

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