BTS オン・ザ・ロード
BTS沼にはまっていくメカニズムを、ちょっとだけ学術的に語った本。
初めてYouTubeで『Dynamite』を見た時、当然メンバーの名前も知らなければ、その識別も出来なかった。
関連動画で自動的に再生される動画を見てると、ジャニーズとは桁違いのダンスと歌のうまさに、なんとなくハマってきた。
そのプロセスを可視化しているのが、この本。
3つの層で構成されるトランスメディア。
第1層は楽曲とMV、第2層はメンバーの日常と成長、第3層はメンバーの人生。
最初は単純に曲を聴いてダンスを見てるだけから始まり、本人と役柄の境界線が微妙な『花様年華』に興味を持ち、日本のお笑い番組より面白いバラエティの動画、国連でのスピーチ、ワールドツアー、と各層を行ったり来たりしながらハマっていく。
サンパウロ公演でARMYが韓国語で大合唱しているのに驚き、Billboardで普通に1位になっているのに驚き、もうこれはサブカルチャーなんかじゃなくグローバルに活躍するアーティストで、Michael JacksonやBeatlesと比べられてもおかしくない現象なんだと気付く。
全てが最初から計画的、戦略的に進めてきたわけではなく、メンバー7人の個性を活かしながら少しずつ戦略を変えて、色々なものを取り込みながら、いつの間にかはるか遠い所まで来たBTS。
当分、目が離せません。
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