国道16号線: 「日本」を創った道
横須賀からスタートして、横浜、町田、八王子、福生、入間、狭山、川越、さいたま、春日部、野田、柏、千葉、市原、木更津、富津。
東京湾をぐるっと囲むこの道、16号の近くに住んだことはないけど、その一部はどこかしらで通ったことがある。(イメージ的にはトラックばかり走っているような・・・)
そんな道が通る街々の歴史や文化を色々なテーマを通じて紹介しているのだが、これが意外と面白い。
郊外の住宅地、大型ショッピングセンター、米軍基地、音楽、養蚕といった近代の歴史に加えて、地質的な見方や江戸創生前後の歴史まで、幅広く扱っていて、次から次へと出てくる話がどれも面白い。
特に、八王子のユーミンを中心とした、戦後から現代に続く音楽の発展はその頃の情景が目に浮かぶようで面白い。
昔からの土地に住んでて、その土地の歴史や文化を調べたり、川や道を辿ったりするのって楽しいだろうなと、この本を読んでて思った。
明治以降の埋立地に住んでると、街に歴史がないことがちょっと寂しかったりする。
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