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2021年1月 5日 (火)

国道16号線: 「日本」を創った道

国道16号線: 「日本」を創った道


横須賀からスタートして、横浜、町田、八王子、福生、入間、狭山、川越、さいたま、春日部、野田、柏、千葉、市原、木更津、富津。
東京湾をぐるっと囲むこの道、16号の近くに住んだことはないけど、その一部はどこかしらで通ったことがある。(イメージ的にはトラックばかり走っているような・・・)


そんな道が通る街々の歴史や文化を色々なテーマを通じて紹介しているのだが、これが意外と面白い。
郊外の住宅地、大型ショッピングセンター、米軍基地、音楽、養蚕といった近代の歴史に加えて、地質的な見方や江戸創生前後の歴史まで、幅広く扱っていて、次から次へと出てくる話がどれも面白い。


特に、八王子のユーミンを中心とした、戦後から現代に続く音楽の発展はその頃の情景が目に浮かぶようで面白い。


昔からの土地に住んでて、その土地の歴史や文化を調べたり、川や道を辿ったりするのって楽しいだろうなと、この本を読んでて思った。
明治以降の埋立地に住んでると、街に歴史がないことがちょっと寂しかったりする。

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2021年1月 4日 (月)

NO RULES

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX


この本の楽しみ方は2通りあると思う。
1つは会社の制度や文化を作る上での参考として。
もう1つは、自分が1ユーザーとして楽しんでいるNETFLIXがどうやってこんなに面白いコンテンツを次から次へと提供しているのかの興味を満たすものとして。


多分、大半の人が最終的には後者になってしまうと思う。


例えばコントロールとコンテキストの話。
優秀ならコンテキストを共有して判断を任せる。ダメな奴はコントロールしてミスを排除する。
「ルールと手順」vs「自由と責任」も同様の話。


他にも経費承認が不要とか、上司・同僚へのフィードバックとか、面白い話が盛り沢山なのだが、そのベースにあるのは能力密度が高いというもの。
優秀な人間しか採用しない。
社内の能力密度を高める、それを維持するということが全てのベースになっているので、普通の会社では到底真似が出来ない。


最初のうちは「NETFLIXすげーすげー」と読んでいたのが、途中から「これはうちの会社では無理だな」に変わって、最後は「だからNETFLIXにはまっちゃうんだ〜」となります。


ヘビーユーザーの方は是非お読み下さい。

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