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2020年8月 6日 (木)

美味しい進化: 食べ物と人類はどう進化してきたか

美味しい進化: 食べ物と人類はどう進化してきたか


本のタイトルから、食べ物の歴史についての軽めの本だろうと気楽に読み始めたらとんでもない。
ちゃんとした科学の本で、遺伝工学、生物学、化学等、薄っぺらな知識しかない私には全てを理解するなんて到底無理な一冊だった。


ヒトがはじめて料理をした150万年前のホモ・エレクトゥスからの人類の進化(嗅覚や味覚)や家畜の歴史、それと並行して小麦粉等の穀物栽培の歴史、加えてチーズ、ワインといった人工的な食べ物の話。


食べることも飲むことも料理をすることも好きな私にはどれも面白いテーマで、それをダーウィンの進化論と重ね合わせて行くストーリーは知的好奇心をくすぐるのだが、いかんせん難しい(笑)


全然軽い本ではなく、ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』やハラリの『サピエンス全史』にも通ずるような読み応えのある一冊です。

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リモートワークの達人

リモートワークの達人 (ハヤカワ文庫NF)


コロナ 禍で流行りに乗っかろうと出てくる前の本を探して見つけたもの。
2014年に出版されたものを、改題、文庫化して2020年7月に出版。


新型コロナにより、職場のスプリット運営、ラッシュ時間帯を避けた時差勤務等が始まって、これを書いている2020年8月中旬では早半年。
徐々に環境が整ってきたことに伴い、在宅勤務も普通の勤務形態になってきた。


とは言っても私が勤める会社では、ネットワーク容量やセキュリティ対応の問題により、まだまだストレスなく仕事が出来る環境にはほど遠い状況。
世の中的にもそんな会社は多いのではないだろうか。


そんな中で読んだこの本は、環境やツールの整備だけではなく、マインドを変えることの重要性をあらためて教えてくれた。
オフショアやASPサービスのように、プロジェクトやチーム単位の成果物で進捗や品質を見るだけではなく、社内では個々人の成果をアピールする機会をつくることの必要性。
意識的にメール、インスタントメッセージ、電話を使い分けること。。。私は質問したい相手が目の前にいないなんて考えられない!!という旧タイプ(笑)


特に、リモートワークを少数派にしない、というのは色々を考えさせられた。
仕事をしていても、出社しているメンバーだけで話を進めてしまい、在宅勤務メンバーを置き去りにしてしまったことがあるし、逆に、出社メンバーに問合せ等の負担が集中しているという、逆のパターンもある。
これを以下に並列にするか?


今は「密」の回避を目的にある程度の出社率コントロールをしているが、コロナ禍が去った後は、「どちらが効果的、効率的に働けるか」で出社か在宅を選択出来るようにする。
新たな勤務形態の目標が明確になりました。

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