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2020年7月13日 (月)

雑談の一流、二流、三流

雑談の一流、二流、三流 (アスカビジネス)


どんなテーマでもそうだけど、「雑談」という普段は無意識にやっている行為を、こうやって分解して説明出来る能力ってすごいな〜と単純に感心。


毎年、100人前後の社員と面接をするのだが、そういうことを続けて行くと、結構話を聞いたり、質問にとっさに答えたりとかは上手くなって行くものだ。
ただ、どうにも上手く出来ないのが、上司の会食の同席。
相手が饒舌な方だと、相槌打ちながら聞いていればいいのだが、なんか話を盛り上げたり膨らませたりすることが出来ない。
・・・というのがこれを読んで理由がわかった。
相手に興味がないんだ(笑)


雑談のはじめ方、話の広げ方、聞き方とリアクション、雑談の盛り上げ方、相手の懐に入る方法、好印象の残し方、雑談がうまい人の心構えの7章で、それぞれ具体的に三流の人、二流の人、そして一流の人はどうするか?と続いて行くのだが、結構、私は二流だな?というものが多い。


そんな中で、おっ!と思ったのが以下。(備忘録です)


・一流は話させ上手を目指す
・一流は相手が話したくなるように質問をする
・一流は、普段使わないような一段上の表現を使って承認する
・一流は、全力で励ます
・一流は、一人質問をする
・一流は、唯一無二のキャラとして記憶に残す
・一流は、好奇心を満たそうとする
・一流は、イマジネーションで会話に自信をつける


意識して普段話してみよう。

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2020年7月 9日 (木)

シン・ニホン

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)


ちょっとヤル気になる一冊。
多分、著者の安宅氏は私とほぼ同世代の方で、最近、若干萎え始めた気持ちを、もう少し頑張ってみようかな?と思い立たせてくれる。


先ず、掴みは日本の壊滅的な状況から。
このあたりの一人負けの状況は、最近色々なメディアで目にするもの。
但し、著者が言うには、技術革新や産業革命をフェーズ1〜3に分けた時に、元々この国は新しい技術(電気や蒸気機関)を生み出して来たわけではなく、フェーズ2のその技術に実用性を持たせるのが得意な国だと。
例えば、エンジン、モーター、車や電化製品といったように。
ちなみに、フェーズ3は、これらの機械や産業がつながって、航空システムやインターネットのような複雑な生態系が生まれるフェーズ。


日本はこのフェーズ2が得意なので、AI×データの世界でもまだまだ力を発揮することができる、あきらめるな!と説く。


その為にすべきこととして、意識改革、予算配分(教育や研究開発への)、地方再考と具体的な提案が続いていく。


そして最後は、「風の谷のナウシカ」的なビジョン。
AI×データや、色々なテクノロジーの力を使い倒すことによって人間を解放し、自然と共に生きる美しい未来を創る。
それが「風の谷」。


このプロジェクトの内容はワクワクします。


本の冒頭での著者の言葉。
「僕らは少しでもましになる未来を描き、バトンを次世代に渡していくべきだ。」


国という大きなスケールじゃなくても、会社でも同じことだ。

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