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2020年6月15日 (月)

失敗の科学

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織


認知的不協和や自己正当化等、失敗を構造的に分析するだけでも十分に面白い。


ただ、私がこの本で一番面白かったのは、それを改善していく手法の「マージナル・ゲイン」。
この言葉自体を初めて知ったのだが、ツール・ド・フランスでイギリスのチームを初めて総合優勝に導いたゼネラルマネージャが提唱した「小さな改善」というもの。


大きなゴールを小さく分解して、一つ一つ改善を積み重ねて行けば、大きく前進できる。
選手のパフォーマンス、自転車のデザイン、ユニフォーム、食事、睡眠等を全て細かくデータベース化し、少しずつ改善を加えていくというもの。


なるほど。
私にはこれが足りないんだ。


大きな問題にブチ当たった時、それを大きなまま扱うのではなく、小さく分解〜手中に収まる範囲に〜して一つずつ解決していくということは普段でもしている。


ここで言っているのは、問題解決ではなく、ゴールに向かってどうやって進んでいくかの話。


組織的な課題を抽出して、個々にその改善策を立てていくのではなく、大きなゴールと全ての小さな改善を結び付けて、例え結果的に効果がなかった改善があったとしても、気になるところは全部潰していく。


頭で考えるだけではなく、一つ一つ実践してみて、効果があったやり方を更に改善していくことの積み重ね。


時間はかかるように思えるけど、着実に成果を出してゴールに近づいていくいいヒントをもらいました。

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