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2020年5月 6日 (水)

BANK4.0 未来の銀行

BANK4.0 未来の銀行


あくまでも支店の延長で商品・サービスを考える日本の銀行。
通帳やキャッシュカードを使ったり、郵送や電話との組み合わせに何も疑問を持たない業務フロー。


例えば、そろそろ家が欲しいなと思った時。
住宅ローンを借りる必要があるが、自分の口座がある銀行のホームページにアクセスするのではなく、先ずはググると思う。


金融以外でも、何か欲しいものがあればAmazonで検索するし、外食するお店を探したければ食べログを見る人が多いのではないでしょうか?


では、そのAmazonで買おうとした商品がマーケットプレイスで提供されていたとすると、その出品企業がどういう企業かどこまで気にするか?
気にしたとしても、★マークがいくつ(=他の人の評価)かを見るぐらいでは?


どこかのベンチャー企業が銀行のマーケットプレイスを作ったらどうなるか?
アーキテクチャ的には、お客様→ベンチャーのモバイルアプリ→ベンチャーのマーケットプレイス→銀行のAPI→銀行の勘定系システム、となります。


ここで思うポイントが2つ。
①位置情報や行動情報、「いいね!」等のフィードバック情報等々、顧客に関するデータは全て銀行の外にあるということ。
②マーケットプレイス経由でアクセスしてきても、手続きが面倒だったら途中でやめてしまうということ。(ネットで買い物する時に代引きだとやめてしまうように、支店への来店や郵送での書類提出が求められたらやめます)


これからの世代は、「面倒だから」というレベルではなく、「意味がわからない」というレベルになる。
若い人達には、銀行取引での「書類」とか「捺印」という概念する知らない世界になる。


顧客から銀行のバックエンド事務までを、全てデジタルのみで完結することを考えもしない。




この本の中に、衝撃的な挿絵があった。
「何か新しいリスクを取る代わりに、安全にやってジリ貧で衰退して行こうじゃないか」


なんて端的な表現なんだ。

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