« トウガラシ大全 | トップページ | 昆虫食と文明 »

2020年3月 4日 (水)

銃・病原菌・鉄

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)


これは、人類の選択、言い換えると分かれ目の話。
こういう境界とか定義に関する本、大好き。


氷河期が終わる約13,000年前から現代に到るまで、たまたまその地域に植生していた植物、発達した若しくは生き残った動物、それらを起因とした人口の増加に伴う集落や国家の形成、武器の進化、必要性を伴う文字の発明。
その陸地は南北に伸びているか、東西に伸びているかでの、獲得した技術の浸透スピードの違い。


こららの要因により、現代社会にある膨大な種類の人種、言語、文化、食生活等があり、道具や科学技術の浸透度合いの差が生まれている。
人類のちょっとした発見や工夫も含めた、13,000年に亘る、自分たちが置かれた環境下での「選択」の結果が今につながっている。


会社の長期休暇(一週間だけど)には、スケールの大きい大作を一気に読めて楽しい。

|

« トウガラシ大全 | トップページ | 昆虫食と文明 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。