古地図で読み解く 江戸東京地形の謎
週末、都内をウロウロと街ランすることが多いんだけど、坂道を見つけるとついつい上ってしまう。
坂と言っても、好みが色々とあって、これは好き、これはつまらないとか思いながら、坂ダッシュして楽しんでるんだけど、この本を読むと、もう少し面で捉えるともっと面白いんだなと思った。
本郷台地、青山台地、麻布台地、、、山手線の内側にもたくさんの高低差があるのだが、「坂」「川」という単体でしか見てなかった。
これを、台地やそれを作った川、後に残った谷と繋がりで見ていくと、東京がもっともっと面白くなってくる。
この本を読んでる途中に、早速、西麻布の牛坂に行ってみる。
いつも外苑西通りを真っ直ぐ通るだけだったのに、こんなところにこんな坂があるんだ!という発見。
しかも、いかにも切通という雰囲気。
著者による、都市化のプロセスの要素は以下とのこと。
・暗いところを明るく
・閉じたところを開いて
・湿ったところを乾かして
・曲がったところをまっすぐに
・急なところを緩やかに
・凸凹したとことを平らに
これを意識しながら右脳を全開にして走ると、また違った東京の姿、、、江戸の名残が見えてきそうです。
寛永19年(1642年)と明暦3年(1657年)の地図を見比べながらの解説は、あわせてグーグル・マップも見始めちゃうので、読むのに時間がかかります(笑)
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