The DevOps 逆転だ!
一言で言うと、『ザ・ゴール』の手法を使ったシステム開発版。
前半は、あまりにも酷い開発プロセスと人間関係の改善がテーマなので、全くと言っていいほど参考にならない。
DevOpsの、開発から運用までの流れをシームレスにって、プロセス毎に担当が分断化されていない環境では、その基本的な部分は参考になるところがない。
後半からは、「4つのタイプ」と「3つの道」という概念を中心に語られており、そのあたりからは面白くなってくる。
・ビジネスプロジェクト
・内部プロジェクト
・プログラム変更
・予定外の仕事
という4つの仕事のタイプ毎に、どういう問題や弊害があって、それをどう解決するか?
更には、
・カンバンによるタスクの可視化、適正なタスクサイズ
・ビジネスとITの間のフィードバックループの短縮化
・プロセスの改善(反復と継続)
といった3つの道。
これらを具体的にかなり詳細に踏み込んで説明しており、DevOpsの本質的な部分をわかり易く理解出来るようなストーリー(というか脚本)になっている。
たまにはこういうタイプの本も面白いです。
当然、全ての開発プロセスや、ビジネスとITの関係を改善して、主人公は最後にCIOになります(笑)
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