お金2.0
タイトルはミーハーな感じだけど、中身は普通に面白いです。
テクノロジーや個人の嗜好の変化によって、経済に関する価値観が変わってきているということをわかり易く伝えると共に、その中で我々(個人として企業として)がどう対応していくかを簡潔にまとめている。
最近、トークンの勉強をしたいんだけど、ブロックチェーンや仮想通貨の本は出回ってるけど、トークンについて深く掘り下げた内容のものはまだない。
この本でも、ちょっとだけ触れているのだが、その整理は参考になる。
影響力、信用、好意のような感情や、時間、サービスの機能、デジタルコンテンツ、文字などの社会的な概念は、従来の金融では算定することが難しく、それが利益に変わったタイミングで初めて価値を認識することが可能だったが、トークンではそれが可能になるという説明。
・通貨型トークン
・配当型トークン
・会員権型トークン
という類型は一般的だが、それを「有用性としての価値」「内面的な価値」「社会的な価値」の側面から考えると、トークンの本質が見えてくるような気がする。
将来的に生まれてくる「トークンネイティブ」の世代。
我々とは全く違う視点で経済を考えることが出来る彼ら彼女ら。
後天的にその発想力を身につけることは難しけど、この時代に何か新しいトークンエコノミーを作ってみたい。
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