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2018年1月16日 (火)

明治維新という過ち

明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫)

歴史は勝者が作るもの。
頭ではわかっていても、ついつい忘れがちな本質。


明治以降の歴史というのは、当然勝った薩長から見た歴史であり、それまでの江戸幕府が否定されるのは当たり前のことで、それは偏見に満ちたものである。


加えて、司馬遼太郎が幕末志士を描いた本や、NHKの大河ドラマによって、かなり歪んだ幕末〜明治維新像が刷り込まれてしまっている。(ちなみに私は、フィクションだとわかってる上で、司馬遼太郎の本は大好きです)




吉田松陰と長州藩をテロリストと位置づけたこの本の視点は、それが正しいかどうかは別として、フラットな目で幕末史を捉える一石を投じているし、自分の拙い知識を元に、自分の見方を整理する助けになる。
更には、自分の知識というのも、気付くと薩長目線に偏ってるということを反省させられる。


ちょっと会津側の歴史も勉強してみるかな?

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