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2018年1月16日 (火)

大日本史

大日本史 (文春新書)

(ちょっとこのタイトルは仰々しすぎるかな〜と思いつつ)
一言で言うと、黒船来航から第二次世界大戦終戦までをまとめた対談本、ということなのだが、そんなもんじゃないです。
著者2人の膨大に知識量と、その見識にただ圧倒されます。


日本史を日本国内の動向だけではなく、世界史における各国の状況と日本との因果関係を解きほぐしつつ進めていく対談にのめり込んで、あっという間に読み終わってしまいます。




読後に残されるのは、「もっと勉強しなきゃ」ということだけ。


よく、中国や韓国に、日本は歴史に対する正しい認識を持って謝罪せよ、とか言われるとカチンと来るけど、そんなこととは関係なしに、日本人は、もっとこの150年を勉強する必要があると思う。


幕末〜戊辰戦争〜明治維新〜日清日露戦争〜第一次世界大戦〜日中戦争〜第二次世界対戦と続くこの150年で、日本と日本人がどういうことを考え、どういうことをしてきた結果として、今の日本・日本人があるのか?
ということをちゃんと理解する必要があると強く思う。(今の政治家についてここで語る気はないけど)


確かに、「歴史なんで勉強したって、生きていくのになんの意味もないでしょ」というのは、一理あることかもしれないけど、ちょっと違うんだよね。


「すでに起こった未来」と言ったのはピーター・ドラッカー。
歴史から学ぶことは多いのです。

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