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2016年11月14日 (月)

フィンテック

フィンテック (日経文庫)

FinTech本にありがちな、色々なサービスを羅列して紹介しているだけの本かと思ったら、この本は面白いです。
多分、実際にサービスの企画やシステム開発をする人ではなく、もう少し上の経営に近い立場の人達に向いている本です。


FinTechの歴史、金融機関への影響、将来への展開等、事例も豊富で示唆に富んだ話が多く含まれています。




しっかしこのFinTechって曲者で、過去にも色々と出てきたバズワードかな?と思っていたのが、色々な要素技術やITによるイノベーションを広く包含した概念として定着し始めて来ているので、新聞にも連日のようにこの言葉が出て来るし、外野の方々は好き勝手なことを言うし、まぁ困ったもんです(笑)


この著者の方の講演を聞く機会があり、講演後に色々とお話させて頂く機会があったのですが、金融機関の中でも、銀行、証券、保険それぞれが、それぞれのコンテキストに応じた悩みを抱えていて、みんなが明確な「解」を持っていない様子。


静観して趣味的に勉強を続けるか、積極的に仕掛けて実践に移すか、なかなか悩ましいところです。

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