マイクロサービスアーキテクチャ
最近興味を持ってたマイクロサービスアーキテクチャに関する本が、ドンピシャなタイミングで今年の2月に発売されてた。
これは面白い。
モノリシックな大規模システムを、どう分解してリプレイスしていくか?
共有型DBは本当に必要か?
レポーティング用のシステムへのデータ連携は、今のやり方でいいのか?
等々、色々なことを考えさせられる一冊。
複数のサービスやデータの共通化・共有化って、当たり前のようにやってきたけど、これを読んで、ちょっと一歩踏みとどまって、もっと違う観点でも検討する必要があることもよくわかった。
面白かったのは、コムウェイの法則についての章。
システムの構造は組織のコミュニケーションを反映するというもの。
ビジネス上のコンテキスト境界に組織を合わせることの重要性を、非常にわかり易く説明しているのだが、過去の経験からも、「そうそう!」と深くうなずきながら読んでしまった。
この本では、その他にも、セキュリティ、デプロイ、監視といった、マイクロサービスを実現する為の設計や実装に関する話も満載で、多岐にわたる示唆を与えてくれる。
大規模なシステムを、一気に更改するのではなく、徐々に徐々に進化させる。
うん、やってみたくなった。
というかやってみよう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント