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2016年3月 6日 (日)

超高速開発が企業システムに革命を起こす

超高速開発が企業システムに革命を起こす



著者による「超高速開発」の定義は以下の通り。
✕プログラムを自動生成する開発ツールを用いた開発のこと
◯業務のデザインから運用・保守工程をも含めたシステム・ライフサイクル全般にわたる生産性向上と継続的品質改善を行うやり方
◯「超高速」には、「期間短縮」「工数削減」と「品質向上による手戻り削減」の意味を含む。


加えて、「超」は「高速」にだけかかって、スッゲー速い!だけではなく、「開発」にもかかって既存の開発手法を超えた「超開発」とも。


この定義に基づき、この開発手法を紹介するだけではなく、今の日本のシステム開発の問題点や課題も含めて、広く大きく捉えた内容となっている。




ITに携わる仕事をしている以上、プログラムが作れるということは最低限の必須スキルであり、まだ今の時代ではその経験が必要だと個人的には思っている。


ただその一方で、システムの目的がユーザーへの高品質なサービスを安く早く提供することだと考えると、高度なスキルを要せず、簡単に短期間でシステムが作れるということは、非常に魅力的なことでもある。
動けばいいだけなら誰でも作れるけど、柔軟性や保守性を確保したシステムって、やっぱり高度なスキルを持った人間にしか作れないという現実もある。


顧客や商品のような主要な概念、ビジネスルールやビジネスプロセス、情報や機能、これらをリポジトリとして扱えれば、詳細な仕様の可視化も可能だし、変更時の影響調査も格段と楽になる。


ツールのインプットとなる業務要件や仕様を作る能力がこれまで以上に求められるため、特にユーザー系のIT会社にとっては、スキルアップの方向性としても適したものだと思われる。




超高速開発ツールを活用するか否か?というレベルではなく、もっと深いところで、今後の開発の仕方、会社の方向性等、色々なことを考えるきっかけとなり、かつ色々なヒントを与えてくれる良書です。

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