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2015年12月 5日 (土)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)



ドメイン駆動設計、所謂"DDD"で使う色々なパターンの解説本。
DDDと言っても、何か特別な新しいことではなく、ユビキタス言語、ドメインの隔離(レイヤー化)、値オブジェクトやサービス等のモデル要素、副作用のな関数等々、DDDを進める上で活用する、もしくはドメイン中心のアーキテクチャを構築する上で必要な、確立された分析・設計・実装手法を集めたもの。


システム開発は、はるか昔から柔軟性や保守性の向上が求められている世界であり、特に近年のエンタープライズ系のシステムは、そのライフサイクルが長くなったり、絶え間ない制度変更への対応を求められる傾向が強くなってきている。(当然、どんどん新しいものを作り続けている領域もありますが)


そういった背景の中で、このDDDは新規にシステムを構築する時だけではなく、それが保守に入った以降にアーキテクチャを洗練させていくのに、非常に強力な武器になると思う。




この本、実は2〜3年前に読んだものなのだが、やっぱり継続的な勉強は必要なんだなと思わされた一冊。
直接的に仕事で使うことはなくても、細々とアーキテクチャの勉強は続けてきたのだが、途中、さすがにもうこの領域に入り込むことはないかな?とか、他に興味あることもあって、フォローすることを全くやめてしまった。


そういう手抜きをすると、ちゃんと後悔するようなことが起きるのです。


それを活かせるか活かせないかなんて関係なく、興味があることは勉強し続けよう。

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