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2014年7月 6日 (日)

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (SUN MAGAZINE MOOK)

東洋では、強烈な体験や実感が伴ってはじめて「本当にわかった」と考える。
これを「悟った」と称する。


という西洋哲学との絶対的な違いがすぅ〜っと理解できると、この本は本当に面白い。


インド、中国、日本の哲学の真理。具体的には釈迦、龍樹、孔子、墨子、孟子、荀子、韓非子、老子、荘子、親鸞、栄西、道元と続く、東へ東へと伝わって来た東洋哲学の流れ。


特に面白いのが、やはりインドの釈迦、中国の老子・荘子、そして日本の「禅」。
これまで、「サルでも分かる哲学」みたいな本を色々と読んで来たが、どうにもよくわからなかったのが、この著者の全体を俯瞰する見方、個々人の哲学の本質を一言で伝える力によって、ものすごくわかり易いものになっている。


当然、実際にはこんな簡単なことではなく、私の頭では理解出来ないような難しい世界ということはわかっているのだが、素人が哲学の世界を垣間見るとか、自分の考え、価値観と照らしあわせて東洋哲学の偉人達がどういうことを言ってきたのかを考えるには、十二分に役に立つ。


面白かったから、西洋哲学版も買っちゃった。

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