組織マネジメント戦略
『組織』というものの理論的知識が全くなかった。
確かに、小さいながらも組織を率いていて、「このプロジェクトをどう引っ張っていこうか?」とか「このグループをどうやって底上げしようか?」とか考えることは多々ある。
ただそれは、感覚的に目の前の事象を捉え、未来を考えて動いているだけのこと。
これはビジネススクールの本なので、『組織』をマネージするにあたっての必要な知識が、体系的に供されていて、今まで感覚と経験だけで捉えていたことを、理論的な裏付けを持って考えたり、逆に何かの解決策を考える際の切り口として、十分に使える材料が揃っている。
システム開発に従事する人間として、この本を読む中で一番考えさせられたのは、「システム開発はサービス業か製造業か?」というテーマ。
この捉え方によって、組織マネジメントの戦略は全く異なってくる。
直感的には、製造業と捉えている経営側と、サービス業と捉えている現場の開発部隊とのギャップ。
このあたりから分析すると面白いと思うのだが、まだ解は持っていない。
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