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2012年1月 2日 (月)

酔って候

酔って候<新装版> (文春文庫)

NHK龍馬伝の近藤正臣(山内容堂役)の演技は本当にスゴかった。
怪演というか取り付かれたような演技は迫力があり、一気に山内容堂という人に興味を持ってしまった。

幕末の志士達の本を色々と読んでいても、坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、、、といった面々のことはよくわかっても、所謂「お殿様」のことはあまりよくわからないが、この短い各章を読んでいくと、各藩の成り立ちやその中での藩主の意識、更にはそれらを背景とした志士達の活躍が一連の繋がりを持って、歴史が立体的に見えてくる。

関ヶ原の勝ち組(土佐)と負け組(薩摩)、藩主を利用して維新を実現する人間とそうじゃない人間、得体の知れない肥前、、、そんな中での個性的で人間くさく愛すべき最後の藩主達(厳密には違うが)。

当分、幕末維新の世界からは抜けられないです。

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