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2011年6月 1日 (水)

フェイスブック 若き天才の野望

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

Facebook・・・

アカウントは持っているけど、あまり使ってないし、使いこなせてもない。

この本を読めば、ザッカーバーグが目指す、Facebookの本質=オープンで透明な世界、人びとが責任ある行動をする世界がどういうものなのかよくわかる。

普通なら、時間的にも空間的にも親密な関係を持てない人達と、普通に会話するレベルでコミュニケーションが出来る世界。ネットワークが時間と空間の制約を超える、ということを、ここまで日常のレベルで実現したユーティリティとは一体どういうものなのか?

これは、ただ、友人達とコミュニケーションを取るためだけのものではない。
人びとの考え、嗜好、関心事、行動、、、こういったもの全てを集約したものが文化だとしたら、まさにFacebookが文化を作る手助けをするツールであり、その担い手は、政府でも官僚でも宗教でもなく、我々一人ひとりがFacebookに書き込んだ情報なのである。


本を読み進めていくと、Facebookの成長だけではなく、ザッカーバーグの考えがどう成長・発展してきたのか? CEOとしてどう成長してきたのか? という人間的な側面も知りたくなるのだが、そういうことにはあまり触れていないのが、ちょっと残念。

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