永い夜
言葉では言い表せない、なんとも言えない余韻が残る。
小さいころから寝つきが悪かった。
ベッドに入って30秒で寝てしまう今では考えられないが、多分、20代の中ごろまでそれは続いていたと思う。
夜、布団に入ると色んなことを考え出してしまう。
小さい頃は、空想だったり、何かを考えていたり、、、そう、「寝てるときってどうなっているんだろう?」「このまま目が覚めなかったらどうしよう?」とか。
学生の頃は、寝るのがもったいない、というのもあったが、眠くなるギリギリまで起きてて、何も考えずに眠れるようにしていた気がする。
社会人になってからは、今度は、会社であった腹立たしいことを思い出していたり、うまく動かないプログラムのことを考えていたり。
その頃は、「眠れない」ということがイヤだったけど、今となっては、そういう「何かを考えている時間」が、大切な自分の一部だったような気もする。
でも、思い出すのは、眠れないときの、あのイヤな感じ。
フタをしていた心の一部を開けられて、気持ちがザワつく。
何とも言えない余韻が残る。
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