あなたの職場のイヤな奴
どんな職場にも一人はいる(と思われる)クソッタレ(asshole)。
クソッタレの基準はこうだ。
①その人物がつねに他人を貶め、やる気を喪失させる人間かどうか?
②その人物がつねに自分よりも力の弱い(もしくは社会的地位の低い)相手を標的にしているかどうか?
こういうクソッタレが一人でもいると、その人間に対してどう接しようか?(仕事で言うと、いつ報告しようか?どうやって承認を得ようか?等々)をいつも考える必要があり、結果的に生産性が非常に落ちてしまう。
当然、私のまわりにもクソッタレがいる。
だからこの本を読み進めるのはツライ。
クソッタレの具体的に事例が次から次へと出てくるのだが、性格的、人格的な部分は別として、その言動やまわりの受け止め方がことごとく当てはまるので、この本を読んでいる間中、イヤでもその人間を頭に浮かべて読み進めることになってしまう。
それがツライ・・・
ずぅっとイヤなことを思い出しながら本を読むことを強要されてしまうので、それだけで心が折れそうになってしまう。
とは言っても、内容的には面白い。
自分の中にあるクソッタレの部分を思い出させてくれるし、なんと言っても、クソッタレへの対処方法をいくつか提示してくれているのは、非常に参考になる。
しかもこれは、ビジネス書によくある、表面的なものではなく、生産性向上や組織の活性化にもつながる有益な内容である。
そういった意味では、ちゃんとした経営組織論でもあると思う。
クソッタレ撲滅ルールを、具体的な行動に展開していかないと、大変なことになってしまう。
(・・・とは言っても、会社ってそんなに簡単にうまくいくとこではないんだよなぁ)
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