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2010年7月16日 (金)

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

生存を目的とした人類最初のOS、<モチベーション1.0>
アメとムチに基づく、外発的動機づけによるOS、<モチベーション2.0>、
そして、自分の中からわき出る内発的動機づけに基づくOS、<モチベーション3.0>

<モチベーション3.0>を支える3つの要素は、「自律性(オートノミー)」「マスタリー(熟達)」「目的」であると、著者は説く。(「人との関係性」というキーワードがないのがちょっと気になるが・・・)


そう、私たちは本来、活発に積極的に活動するようにできている。

本質的には、問題解決のための柔軟な発想や、コスト削減が目的ではなく、能力開発の結果としての生産性向上や、時間をかけてのスキル修得が必要なこの職種に、ひたすら大手メーカーの製造ライン的な仕事の仕方を求める経営トップ。

死ぬほど仕事がしたい時に、「健康維持」という表面的な理由で、残業削減、定例日の強制退社を求める人事セクション。

ちょっと大きな声(論理的に)で仕事を進めようとすると、「それはパワハラで訴えられる」と逃げに入る部門のトップ。

本来、人は正しく仕事をしたいという内的欲求があるにも関わらず、膨大なガイドラインとチェックリストを作成し、「この通りにやれば品質は完璧です」とせまり、外圧に変えてしまう品質評価部門。

どれもこれも最悪だ。

例えば、宝くじで3億円あたったとしても、多分私は何かしらの「仕事」をしていると思う。
それは、貧乏性だからではなく、「遊び」ではなく「仕事」を通じての自己実現というのが、自分を一番成長させ、自分を一番輝かせると思っているから。

<モチベーション3.0>というのはそういうことだと思う。

自分の仕事は自分で決める。
物事には積極的に関与する。
大切だと思う能力を伸ばすことには努力はいとわない。

ある意味、子供の頃のような純粋な気持ちで仕事に取り組む。
そんなことを、頭の中では忘れていないのだが、言語化して明確な意識下に置いておくことを忘れていた。


南の島の湿った、でも心地よい風の中、OSのバージョンアップが完了した。


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