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2010年5月14日 (金)

織田信長(1)~(5)

織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

「おれは奴らにできぬことを引き受けよう」
「おことでも守れる京へ、何でこの信長が、ノメノメと遊んでおらなければならぬのじゃ」

天才的な革命家。短気で、直観的で、時には細かい理性よりも、一気にものの本質を突きつらぬく、詩人のような鋭い感性に終始する。。。


自分のスタイルを探して、歴史関係の本を読み漁っているここ半年。
多分これが答えだ。

今川、浅井、朝倉と倒して、武田信玄と対峙するあたりから、「もう一度、尾張の大うつけになってやり直す」という台詞がよく出てくる。

そう、昔はもっと無茶苦茶やってた。

「自分のスタイル」といった時に頭の中にあったのは、数年前にやってた、結構、部下を怒鳴りつけながら強引にやっていくやり方と、決して怒ることもなく、みんなを盛り上げながらやっていく、、、という表面的なスタイルの話にしかすぎないのだ。

そうじゃない。

やりたいことをやる。
他人にツベコベ言われたくない。
だから、誰よりもモノを考え、勉強して仕事は完璧にこなす。

その手段として、人とぶつかることもあれば、なぎ倒すこともある。
当然、結果として恨まれたり、嫌われたりもする。

周囲とうまくやっていけるようになったのは、会社の評価軸で言えば確かに「成長した」ということ。
その結果、逆に、やりたいことが出来なくなり、中途半端な連中の中途半端な”人事”に巻き込まれ・・・

それは、自分自身にとっては「成長」でもなんでもなく、表面的にちょっと丸くなった、情熱がなくなったというだけの「退化」。

チマチマやってる場合じゃない。

お前は元々うつけもんだろ。

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