幕末 維新の暗号
こういう本、すっごい好き!!
(といっても滅多に読まないジャンルだが)
主人公がフルベッキ写真の謎を解明していき、最後は明治天皇はすり替えられていた!という結末にたどり着くまでの物語。
要は、5年ぐらい前に映画化されたダ・ヴィンチ・コードの日本版みたいなもの。
そういえば、小学生の時に『和宮様御留』を読んで、すっごい面白かったことを思い出した。(これも、徳川家茂に嫁いだ和宮は途中ですり替えられていた、という内容)
これが真実だとは全く思わないが、こういうことが本当にあったら面白いな~と単純に楽しめる。
南北朝時代の天皇家の争いにからめて展開していく歴史の解明部分は、その理論展開も面白く、かつスピード感もありどんどん読み進んでしまうのだが、登場人物達の人物描写というか、映画でいう脚本・演出にあたる部分は、ちょっとひどすぎるな・・・という感じ。
何十年も本を読んでいると、昔は全く相手にされていなかったような仮説が、今では定説となっているようなものもあり、どんな仮説でも真実である可能性はゼロではないと思う。
だから歴史は面白いのです。
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