ソフトウエア・クリエイティビティ
ソフトウェア開発プロジェクトの多種多様な差異を認めよう。
ソフトウェアの構築手法には2種類ある。
一方は、管理主導で統制指向の、形式主義的な規律ある手法。
もう一方は、スキル主導で創造性を重視する、非形式主義的で自由奔放な手法。
適切なソフトウェア構築手法は、その両方の手法を融合させたもの。
プロジェクトそのものの性質に応じてプロジェクトの進め方や問題の解決手法を決め、
プロジェクトに取り組みようになるべき。
以上は著者が言っていること。
本当にそう思う。
プロジェクトをやっていて一番腹が立つのが、各プロジェクトのリスク度合い等の特性に応じて、そのプロジェクトにあったマネジメントをしようと思っても、「標準」「QA」等の名のもとに、常に高いレベルの杓子定規なマネジメントを、外野から要求されること。
しかもその内容は、形式主義で直接的には何も品質に寄与しないものばかり・・・
はぁ~
対立する2つの概念、というものが好きなのだが、この本の第1章に出てくる概念は面白い。
ということで以下。
規律 VS 柔軟性
形式的手法 VS 発見的手法
最適化 VS 満足化
定量的思考 VS 定性的思考
プロセス VS 製品
知的作業 VS 事務的作業
理論 VS 実践
産業界 VS 学界
楽しさ VS 真剣さ
〆
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