ユダヤ人大富豪の教えⅡ

前作に続いて、この第2弾も非常に面白かった。
今回は、スイスの銀行家(日本の銀行マンとは全然違う)に、そのものズバリ”お金”についてのメンタリングを受けるという内容。
終始一貫、お金にまつわる話で、お金の機能に始まり、人のお金観、金持ちのレベル、お金の稼ぎ方、、、といったものを様々なパターンに分け、面白い分析をしている。
ただ、この本の面白いところは、お金にまつわる話以外に、人が幸せに生きるためのヒントが満載なところ。
「セルフイメージの高い人間は、外的状況がどうであれ、すべてを変えていく力を持つ。」
「成功している人は、セルフフィードバックシステムを持っている。」
「世の中につまらない仕事などない。仕事とつまらないかかわり方をする人間がいるだけだ。」
「他人がどう思うかではなく、自分が幸せになれるかどうかを基準にすることだ。」
といったような、言葉が次から次へと出てくるので、読む人の観点によって色々な読み方が出来るのではないかと思う。
読み終わった瞬間、何の裏づけもないのに「自分はお金持ちになれる!」と思ってしまうところが、自分でも笑ってしまうのである。(2007/5/25)
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