「伝説の社員」になれ!
一冊は「お金持ちになる」ことを目的としたもの。もう一冊は結果として「お金持ちになる」というもの。
後者が、アマゾンの元カリスマ・バイヤーである著者が書いたこの一冊。
伝説の社員になるための、とんでもなく非常識なことが書いてあると思ったのだが、内容的にはそれほど突拍子もないことが書いてあるわけではない。
本の内容とは全然関係ないのだが、本を読むときに「これは!」と思う文章を見つけると、線を引いたり、その頁に付箋を貼ったり、端を追ったり、手帳に転記したり、人それぞれのやり方で、後からポイントがわかるようにするかと思う。
この本は、最初から著者が「ここがポイントです!」と太字にして、わざわざ文章の上に、手書きっぽい丸印をつけているのである。
その「ここがポイントです!」という箇所が、全頁2~3箇所出てきて、しかもそれは著者の視点で選択している箇所なので、ものスゴク邪魔なのである。
確かに、分厚い専門書なんかでは、ポイントだけをざっと拾えるような工夫がしてある本をたまに見かけるが、たかだか1~2時間で読める本ぐらい、読み手が自由に受け取れるようにして欲しいものです。
結局、最後まで読んでみて、何を伝えたかったのかよくわからない印象で終ってしまいました。(2007/5/4)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント