仏像のひみつ
歴史関係の本を読んでいると、当たり前のように仏像の話が出てくる。
釈迦如来、薬師如来等の如来像に始まり、観音菩薩や四天王。元々細かいことについての記述が出てくると、そこを斜め読みしてしまうクセがあるので、例えば古代史で「○○で三角縁神獣鏡が300枚出土して、内行花文鏡は1枚も出土してない・・・」とかと同じように、「この仏像は、脱活乾漆造なので××世紀に作られて・・・」なんて文章が続くと、一気に読み飛ばしてしまい、(それだけが理由ではないのだが)仏像のことはほとんど知らずに歴史の本を読んできた。
さすがにそんなことでは、歴史だけではなく、宗教や当時の文化を理解するにも無理が出てきて、取り敢えず書店に平積みしてあったこの本を手にしてみた。
私のような全くの素人には、この広く浅く書かれた内容は本当にありがたい。
しかも説明には必ず写真や絵がついているので、文章を読まなくても大まかなイメージが掴めるようになっている。
最近の教科書は知らないけど、私の時代の教科書にはあまり絵とか写真がついていなくて、それこそ銅鏡の表はちゃんと鏡になっていることも大人になるまで知らなかった。
こういう絵や写真で伝えることって、本当に大切なことだと思います。(2007/3/31)
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