われわれはどこへ行くのか?
十年ぐらい前に、著者の『地球・宇宙・そして人間』という本で「水惑星の理論」というものを始めて知り、『地球・46億年の孤独』、『150億年の手紙』と立て続けに読んだことがあった。
専門的で細かい科学ではなく、総合的に地球全体、宇宙全体を捉えるスケールの大きさと、その一方で非常にわかり易い文章で書かれている一連の本に夢中になったのだ。
ところが今回の著作。最近の新書ブームの流れの中で出版されたのかどうかはわからないが、内容的には十数年前のものと変わらず、文章はさらに平易になり(逆にわかりずらい・・・)、科学的な内容が書いてあるかと思うと、人の生き方やモノの見方に話がとんだりと、とにかく散漫なのである。
一体、「著者はどこへ行くのか?」(2007/2/28)
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