
一万年前の江戸・東京の姿から、現在の東京までの変遷をビジュアルを中心にわかり易く説明したものだが、その内容の大半は江戸時代全般の話。
京浜東北線は一万年前の海岸線沿いに走っているとか、荒川や利根川のような大きな河川から、江戸中心部にあった流通用の河川がどのようにして生まれ、消えて行ったか、現在も残る地名はどのように名付けられたのか?
といったような内容が次から次へと出てきて、ここ400年ぐらいの東京の歴史を、武家社会や文化、民衆からではなく、地理や地名から追っている面白い一冊。
(2007/1/31)
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